ラワール・ピンディに滞在する旅仲間と、アル・イドリースというゲストハウスに泊まった。
３人部屋をシェアしたので、１人１泊 ２０PRS ≒ ￥１００
ビリヤードをしたり、バザールに行ったり・・・
ゲテモノというほどではないが、ちょっとだけ変わった物を食べた。
牛の睾丸！ 庶民的に言うとキンタマ！
食堂の前の陳列に氷が敷きつめてあったので、んっ、何やろ？と思い、近づいてみると、
睾丸以外に、牛や羊の内臓が整理整頓して並べてあった。
店員に、「これにする」 と指差すと、その場で調理してくれる。 鉄板の上で、コテのような
物を使って、細かく切り刻む。 しばらく炒めて香辛料をドッサリ入れたら出来上がり〜。
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ラワール・ピンディ  |
それ以外は何もわからんかった。
まぁ〜、どんな食べ物でも、しっかり火が
通ってれば大丈夫やし！
氷の上には脳ミソも陳列されていたが・・・
さすがにパスした。
だって、形があまりにもグロテスクで・・・
理科室の解剖模型を思い出してしまった。
ラワール・ピンディ滞在中、映画館にも行った。 パキスタンのアクション映画。
ウルドゥ語・・・ う〜ん、どうしても、理解できひんことがある。
３０分に１回ぐらいの割合で、映画のストーリーには何の関係もないシーンが、いきなり
割り込みで入ってくる。 わけわからん・・・
そのわけのわからんシーンとは・・・ 大勢の人が音楽に合わせて踊る！というもの。
それが５分ぐらい続き、また元のアクションシーンに戻る。
こんなのが映画が終わるまで繰り返される。 あれはいったい、何じゃ？！
突然、割り込んでくるダンス軍団のメインダンサーは２人いて、デブのオバハンと若くて
スマートな女の子がコンビ。 若いほうは、ティニーちゃんという名前らしい。
XLサイズのオバちゃんの名前は知らない。
映画を見終わった後、映画館の隣のテープ屋さんに立ち寄った。
そこのおっちゃんに、何の映画を見たのか聞かれたので、ティニーちゃんが突然出てくる
映画だと言ったあとに、可愛ね、あの子と言ったら・・・・・
「ティニーは ガリガリでダメだ」 と反論された。
あろうことか、XLサイズのオバハンのほうがいいと言うではないか！
店にいた他のパキスタン人たちも、XLサイズのほうがいいと言う。 多数決でXLが圧勝。
デブ ＝ 裕福 と考えるので、太ってるほうがモテるみたいやな〜、どうやら。
個人的には 絶対にティニーちゃんのほうがいいと思うけど。
ところ変われば、美に対する感性も違うんやな。 そのほうが取り合いせずに済む。
立て続けに、「おっちゃんのタイプはどんな人？」 と尋ねてみた。
すると、急にニヤニヤして、壁に貼ってあったジョージ・マイケルのポスターを指差した。
だっははは！ 吉本新喜劇みたいに、ひっくり返りそうになった。 よ〜突っ込まんわ。
同じ宿に泊まっていたＭ君がクエッタに行くので、昨日の早朝、一足先に宿を出た。
またいつか何処かで会えるといいな。 気を付けて良い旅を！
今日のお昼過ぎ、ピンディを出発し、乗合バスでラホールに向かった。
夕方、ラホールに到着した。 この町は危険ではない。 治安が悪いだけ。
危険と治安が悪いのは、ほぼいっしょやん。 笑
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避けた方がいい。 旅人皆が口を揃えて言う。
宿泊客が外出してる間にスペアキーで部屋に
入って、金品を盗むらしい。
抗議をしても知らん顔。 知った顔する泥棒は
まずおらんわな。笑
イスラマバードのツーリストキャンプで出会った
アメリカ人も数週間前、この町で被害に遭った。
やはり、貴重品は目立たないように、絶えず身に付けるしかないよな〜。 そして高級な
時計や、貴金属類、電化製品などは最初から持たない。 そうすれば万一、部屋に置い
てある物を盗まれたとしても、損害とショックは最小限で済む。
ラホールで泊まるなら YMCAか、サルベーション・アーミーがいい。
サルベーション・アーミーは建物の一角を宿として開放している。 宿というほどの施設
ではないけど、屋根があって寝泊まりできれば十分というのなら、事は足りる。
駅から４３番の乗合ワゴン車（ミニバン）に乗り、ファティマ・ジンナーStr.で下車。
ドミトリー部屋しかないが、バックパッカーが多いので、情報交換をするには最適。
１泊 ４０PRS ≒ ￥１８０
ベッドに横たわると、天井にはヤモリがいっぱい。
頭上の狭い範囲だけでも、１匹、２匹、３匹、４匹・・・・ キュッ、キュッ、キュッと鳴くし。
猿も木から落ちる。 ヤモリも天井から落ちる。 アカン、アカン、それは困る！
ヤモリが顔の上にボトッと落ちてくる・・・ 考えるだけでゾッとするわ。
明日はインドに向けて国境を越える。 疲れたから、そろそろ寝ようかな・・・
ヤモリさん、たのむから、どんなことがあっても、落ちてこんといてや！
朝までしっかり、天井にへばり付いといてや！手足に付いてるその吸盤、信じてるで！
