Philippines
| ひとり暮らしの噂が広まる 1998.01.26 （26歳5ヶ月） |
| 半分、倉庫のような部屋。 まだまだ足らない物だらけ。 部屋の床や壁が、早いこと生活必需品を買い揃えて必要な場所に配置してくださいと言わん ばかりの表情をしている。 来月の中旬、もう１回日本に帰る予定なので、ドアのロックチェーンを買わないと。 どれだけの人間が、この部屋の合い鍵を持っているかわからない。 そんな状態で、部屋の中 から、いくらロックをしたって、何の意味もない。
しかも外国人・・・ 近所の人たちにとっては、ちょっとばかり珍しい存在、 異質な存在なのだろう。 そして自分にはお連れさんおらず、ひとり暮らしである ことも気付かれているだろう。 外から戻ってきてアパートの階段を上ろうとしたときに 雑談をしていた近所の暇人連中に、最近、引っ越して きたんだよね？ フィリピン人の嫁さん、いないの？ なぜメイドを雇わないんだ？ などなど・・・ 質問攻めされた。 な、な、な、な、何なんだ、お前らは〜〜。 他人の生活環境について、なんでそこまで知って いるのだ？！？！ メイドがいないことまで、お見通しなのか？！ 人様の生活パターンや事情を知り尽くしている。 自分にとっては、全くを以って、ありがた迷惑な話である。 こちらが考えてる以上に、周囲は こちらのことを見ているのだと思い知った。 近所の暇人連中と言うだけのことはあって、何せ暇なわけやから、他人のうわさ話をするのは 得意中の得意。 そして、ご丁寧にも、別の人に言いふらす。 自分の知らない人に、自分のことを知られるというのは・・・ 気をつけなアカンな。 |
