今日乗ったタクシーの運転手の年の頃は、６０歳前後。

フィリピンでは立派な高齢者。 恐らく、孫が何人かいて、家ではロロと呼ばれているのだろう。

だけど、服装はとてもファンキーで、見た感じは・・・　ちょっと不良っぽい、ヤンキー爺さん。

派手なＴシャツに、デニム生地の短パン、真新しいスニーカー、レイバン気取りのグラサン。

しゃべり口調もノリノリで、典型的なフィリピン人といった感じ。

会話の端々に、日本との関係を匂わす会話がチラホラ。
もしかしたら、娘とか親戚の誰かが日本に住んでるとか、日本に行ったことあるとか・・・
そんな感じなのかな？！？！
乗客が日本人とわかった瞬間、日本は金持ちだ〜！フィリピンは貧乏だ〜！ と連呼。

日本は何もかもが満たされていて、日本人は全員、何不自由なく生活してて、好きなときに
好きなだけ、お金を使えると信じてるみたい。

日本にもホームレスはいるよって話したけど、タクシーの運ちゃんは、そんなの絶対にウソだ

と言って、頑なに信じようとしない。

こっちも、見ず知らずの運転手に、ムキになって説明する気力もないし・・・

日本を知らないフィリピン人が思い描く日本って、こんなもんなんか〜と、しみじみ思った。

虚像だけがひとり歩きしてる。