| フィリピ〜ナに叱られる旦那 1996.11.18 （25歳2ヶ月） | ||
| ひぃ〜、恐ろしい、恐ろしい・・・ 旦那が飲んでるナイトクラブ （地元民が安くで飲めるランクの店） に奥さんが鬼の形相で 乗り込んできた。 幸運にもその現場を目の当たりにした。
席に呼んで飲んでたわけじゃないよ。 テーブルに１人でぽつんと座って、ビールを 飲んでただけ。 （旦那さんの普段の生活態度は知らんけど） 飲み屋の外の露店 （タバコやアメを売る） に タバコを買いに出たちょうどそのとき・・・ ３０前後の女の人が、頭と鼻から煙を出すような勢いで、店の中に入って行った。 と思ったら、いきなりタガログ語で怒鳴り散らし、ここで何やってるねん！みたいな展開に なり、旦那の背中や肩をグーで叩きまくってた。 刃物を振り回さんかっただけマシかな。 旦那さんは丸く縮こまり、下を向いたまま何も言い返せない状態。 他のお客さんは見て見んふりをしてたけど、アチャ〜、やっちゃった〜と言わんばかりの 表情で、お気の毒様 と言いたそうであるが、何となく笑ってるようにも見えた。 奥さんは怒りを吐き出した後、店の外に出て行き、旦那さんが店に乗ってきてた自転車を 車道に放り投げた。 恐るべし、フィリピ〜ナ。 そして、怒り心頭のまま、そそくさと帰って行った。 ３人で大爆笑したわ。
店のボーイが 大丈夫？みたいな感じの言葉を 掛けたら、旦那さんは恥ずかしそうに苦笑いを 浮かべて、その場を凌いでいた。 そりゃ〜、人が大勢いる前で、奥さんに怒鳴り 散らされて赤っ恥をかいたわけやから、大丈夫 じゃなくても大丈夫のふりするわな〜。 いくらなんでも、奥さんのお尻を追いかけて店を出ることはできひん。 たとえ、そうしたい心境であっても・・・ 亭主元気で留守がいい♪ そんな文化が浸透してる日本では考えられへん光景や。 仮に、旦那の遊び癖に奥さんが痺れを切らしたとしても、現場に乗り込むなんて発想は 日本人にはあまりないと思う。 思ったとしても、実行には移さないはず。 人前で夫婦ゲンカをするのはみっともないという気持ちが先に出てくるので、とりあえず、 その場では平静を保ち、「後で覚えとけよ、わかっとるな」 などと、目だけで喋る。 そう考えると、フィリピン人は 電光石火 な性格で、その場で湧き出た怒りは、その場で 噴火させないと気が済まない。 お取り置きできない性格。 そういう意味では、単純でわかりやすいかも。 |
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