Philippines
| 町長が売春組織の胴元 1997.11.30（26歳3ヶ月） | |
| ヒサシとシンは帰国した。 自分はフィリピンに残って部屋探し。 フィリピンの半住人状態。 正式には 来年の４月１日からの赴任であるが、実情は３月から書類の手続きなどで顔を 出す必要があるので、３月に入った時点で普通に生活できる状態にしておかないと・・・ そのためには遅くとも、１月末までには住む場所を決めて、２月の間に生活に必要な物を 揃えていかなアカンな。 とか言ってるくせに、ちょっとアンタ、部屋探しはどないなっとるねんって感じ。 まだ１１月。 それに、クリスマスが終わるまで、フィリピン人は クリスマスボケ状態で仕事 に集中しないので 自分だけが焦っても仕方ない。 それでプエルト・ガレラにやって来た。 白人が大勢押し掛ける所には、白人好みの飲み屋 （ゴーゴーバー） が存在する。 日本人は、お酒の相手をして欲しくて 飲みに行くことが多いけど・・・ まぁ、スケベ心丸出しで飲みに行く人もおるけど、基本的には 飲み屋は楽しくお酒を飲む ところ という共通認識がある。 などと言ったところで、白人には そのような 乙な文化 は通用しまへん。 ゴーゴーバーで飲んで、騒いで、踊って、買って、ヤル。 白人はそれが飲み屋での普通 の遊び方やと思ってる。 斯く言う自分も、ゴーゴーバーで飲むのは好きで、オネ〜ちゃんと戯れるのも好きやけど 女の子をお金で・・・っていうのは嫌いやな〜。 買春のすべてが悪いとは思ってないけど、 発展途上の貧しい国にやって来て、札束の威力で思いどうりにしようとするのは、対等で ない気がする。 白人が昔、奴隷を買い漁った構図 と、ちっとも変わってないやん。 プエルト・ガレラのサバンビーチには、ゴーゴーバーが ３軒ほどあるけど、その中で一番 繁盛してるのはアンブレラかな。 主観は抜きで、お客さんの入り具合から判断できる。
夜になると、白人客で溢れ返る。 え！？意外やなと思ってしまいそうだが、 買売春はフィリピンの法律で、しっかりと 禁止されている。 モチのロン、建前だけ やけど一応のところ、アキマセンよ〜って ことになってるから、“罠” にもなり得る。 買売春、ギャンブル、麻薬売買 この３部門は、裏社会で巨大なマネーが動く。 なぜなら、この３部門は至ってシンプルで、難しい知識を必要としないから。 テリトリーをめぐって諍いは起きるけど、それさえ注意して参入してしまえば、黙ってても 巨額のお金が転がり込んでくる。 巨大マネーを生み出す金の卵 のような存在。 だから、闇組織と政治家が裏でつながってるなんて話は、珍しくも何ともない。 ここも案の定である。 バーファインとかいう都合のいい単語を借りて、堂々と売春ビジネスが行われている。 ほんで、アンブレラのオーナーが町長してるって言うから、もう笑うしかない。 裏で隠れてそういうビジネスをしてるって言うなら、まだわかるけど、堂々と看板掲げて、 裏社会どころか、表社会で商売してる・・・ しかも、元締め ・胴元や。 巨大マネーの精神に則り、正々堂々と、売春事業に励むことを誓います ってところか？ まぁ〜、こういうことがマカリ通ってしまうのがフィリピンなんやろうな〜。 |
